銀行員の年収ランキングを見て、うつ休職中の僕が思うこと!新卒初任給は?支店長は?女性はどうなの?

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お金

どうも、鬱リーマンです。

ふと休職中の鬱リーマンは銀行員の平均年収を調べてみました。ちなみに休職中ですが一応僕は銀行員です。籍は銀行にありますが、まあ今後どうなるかはわかりません。

まあそれはそれとして、三井住友銀行の副支店長のニュースはびっくりでしたね。今回は詳しく触れませんが、いずれ思うところを記事にしてみようかと思います。

「11億円詐取」三井住友銀元副支店長 ワンルームマンションの日々 自宅に3億円

いずれにしても今回は銀行員の給料や、なんというか銀行員のお金回りについてもお話していきます。銀行員の年収や知られざる飲み会や付き合い・・・出向の本当のところとは?ということでいってみましょう!

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銀行員は高給取り?

金とひよこ

一般的には高給取りのイメージが強い銀行員ですが、実際のところはどうなんでしょうか?一応銀行員(うつ休職中)の僕の感覚で銀行員の給与・年収について語る前に、まずは銀行員の年収について調べてみましょう。

銀行員の年収ランキング

まずは、銀行員の平均年収はいくらぐらいなのか確認してみます。あるニュース記事を見てみると、東京商工リサーチの調べによれば2016年3月期での国内銀行94行の平均年収ランキングは以下のようになっていました。

順位 業態 銀行名 平均年収
1位 大手 三井住友銀行 830万1,000円
2位 第二 東京スター銀行 821万7,000円
3位 地方 スルガ銀行 798万4,000円
4位 大手 三菱東京UFJ銀行 787万3,000円
5位 大手 新生銀行 782万円
6位 大手 あおぞら銀行 777万円
7位 地方 静岡銀行 766万2,000円
8位 地方 横浜銀行 761万4,000円
9位 大手 みずほ銀行 757万8,000円
10位 地方 阿波銀行 745万9,000円
11位 地方 七十七銀行 745万6,000円
12位 地方 千葉銀行 736万円
13位 地方 常陽銀行 729万1,000円
14位 地方 群馬銀行 716万9,000円
15位 地方 滋賀銀行 701万3,000円
16位 地方 百五銀行 697万2,000円
17位 地方 第四銀行 692万7,000円
18位 地方 福岡銀行 688万4,000円
19位 地方 広島銀行 688万4,000円
20位 地方 山梨中央銀行 685万7,000円

出典:銀行の年収ランキング、トップは?

なお以下の引用のとおり、国内銀行94行の平均年収は622万2,000円ということです。

 国内銀行94行の2016年3月期の平均年間給与は622万2,000円(前年比0.2%増)だった。前年を上回ったのは大手行が7行中5行、地方銀行が55行中29行、第二地銀が32行中18行の計52行(構成比55.3%)だった。前年は大手行5行、地方銀行30行、第二地銀21行の56行で第二地銀を中心に4行減少した。

東京商工リサーチ:国内銀行94行(2016年3月期)「平均年間給与」調査

年齢別の給与は?

 平均年収は622万2,000円ということでしたが、これは1,000万円以上をもらっている支店長クラスの行員から、入行したての新卒行員までの、全ての銀行員の平均年収ということになりますので、年齢別にもう少し具体的に見ていく必要があります。

従業員の平均年齢年代別の平均年間給与トップは、40歳以上が東京スター銀行(平均年齢40.8歳、821万7,000円)、39歳以上40歳未満が静岡銀行(同39.3歳、766万2,000円)、38歳以上39歳未満が七十七銀行(同38.6歳、745万6,000円)、38歳未満が三井住友銀行(同36.5歳、830万1,000円)だった。年齢の若い層では、大手行と有力地銀が上位に目立つ。

東京商工リサーチ:国内銀行94行(2016年3月期)「平均年間給与」調査

ということで東京商工リサーチの調査では、年齢別の平均年収についてはトップ行のみの発表にとどまっているようで、年齢についても、

  • 40歳以上
  • 39歳以上40歳未満
  • 38歳未満

というかなりざっくりとした分け方となっています。今回はさらに詳細のデータについても探してみたところ、以下の記事の内容が、だいたい肌感覚的にも「こんな感じかな」というところで合点がいくようなものになっていました。

銀行員の年収の実態を口コミを参考に詳しく調べました。

銀行員(うつ休職中)の僕が感じる銀行員の給料について

銀行員

ここまでデータを見てきましたが、「それでは実態はどうなっているんだーーー!大和田ぁぁぁああーーーー!!!!」という半沢さんの声が聞こえてきそうです。

ここからは実際に銀行で働いている僕の感覚で、銀行員の給料・年収についてお伝えするとともに、‘‘銀行員という生き物‘‘のお金回りについてもざっくばらんに語っていきます。

若いうちは全然金がない!!

一般的な銀行員の大卒初任給は20万円前後と相場が決まっています。そこから同期と‘‘用意ドン!‘‘でスタートして昇格・昇給によって徐々に差が開いていくわけですが・・・

銀行員として、新卒行員として、周囲から求められるように振る舞えば必然的に金がなくなります。これは多くの銀行が、「飲み会や付き合いが多すぎる」という非常に体育会系な風習を残していることに起因しています。具体的な飲みや人付き合いのエピソードとして、転勤の辞令が集中する3月や9月のある時期についてまとめてみましょう。

多くは着任日の2週間前頃に突然転勤の知らせが来るのですが、特に自分の係の人が転勤になった場合等は悲惨です。どう悲惨かというとだいたいこんな感じ。

同じ係の若手の先輩が転勤したときの場合

  • 9/16(金)・・・転勤発表、とりあえず係の人間で飲みに行く、先輩の分は当然おごり
  • 9/17(土)・・・とりあえず支店や部署を問わず寮の若手で転勤になった人と飲みに行く、先輩の分は当然おごり
  • 9/20(火)・・・とりあえず支店全体で飲み会、先輩の分は(以下略
  • 9/21(水)・・・とりあえず次の日は秋分の日なので飲みに行く、先輩の分は(以下略
  • 9/23(金)・・・言うても期末なので仕事も大変、残業した挙句終電を逃して結局飲みに行く、先輩(以下略
  • 9/24(土)・・・寮の先輩の引っ越しを手伝う、もちろん飲みに行く、先輩は払おうとするけど謎のノリでおごりになる
  • 9/26(月)・・・係での‘‘オフィシャル‘‘な送別会、先輩には餞別の品を贈るとともに、もちろん飲み代は(以下略
  • 9/27(火)・・・引き継ぎでA社に先輩と訪問、仲良くしていた社長さんのお誘いで飲みに行く、飲み代はケースバイケース
  • 9/28(水)・・・支店全体での‘‘オフィシャル‘‘な送別会、もちろん飲み代は(以下略
  • 9/29(木)・・・今日はさすがにやめとこうと思いつつも、謎のノリで先輩を誘って飲む、ここは少しだけ先輩に出してもらう
  • 9/30(金)・・・先輩が離任、期末の地獄の追い込みと飲み会ラッシュ、ようやく閉幕、
  • 9/30(金)・・・と思いきや、月末・期末の打ち上げじゃい!!!!

いかがでしょう?これノンフィクションです。もちろんこれは近しい先輩が転勤するという極端な例でしたが、このような感じの組織なので普段から飲み会はかなり多いです。だいたい平均して週3回前後は飲み会です!酔うとどんどん金を使うので、寮住まいとはいえお金はフライアウェイです!!

あ、もちろん女性はこんな扱いされないですよ!まあでも、こんなんだから総合職の女性銀行員が増えないんですね。ちなみに女性の一般職行員の給与はどんなに多くても月30万円未満や、それに準ずるくらいですね。ほとんどの窓口のお姉ちゃん、おばさんなんかは月収10万円台です。

それでも徐々に落ち着いてくる

ただこんな生活、ずっとは続きません。そもそも‘‘新入行員が飲み会を断るとちょっとした騒ぎになる‘‘ような感じなのも問題ですが、2年目、3年目と年次を重ねて仕事のスキルも上がっていき、実際に昇格や昇給を経験していくと、‘‘人付き合いのコツ‘‘もわかってきます。

  • 「この人の誘いは断らないほうが良いな・・・」
  • 「係長、今日嫁さん実家って言ってたから、一応誘うか・・・」
  • 「今日はさすがに飲みは辛いからうまく断ろう・・・」

といった具合に仕事のスキルともに行内スキルも上がっていくので、うまく立ち回ることができるようになります。むしろ上手くならないとやっていけないですww

そしてこのあたりから徐々に貯金が増えていきますし、昇給もあってだいたい平均的な行員で30代に入る前ころには月収30万円程度に近づいていきます。

これ以降は出世次第

まあどんな会社員でも当てはまりますが、平社員から主任、係長、課長・・・とステップアップしていくことで年収も上がっていきます。銀行員の出世に関しても本格的に差が開き始めるのが30代の前後からですね。同期から初めての主任が出始めるのもこのころです。

ざっくりいうと銀行員の年収イメージはこんな感じですね。

  • 平行員・・・年収300~500万円
  • 主任クラス・・・年収500~700万円
  • 課長クラス・・・年収800~900万円
  • 支店長クラス・・・年収1,000万円以上(本部なら部長クラス)

こうみると、やはり銀行員は高給取りだといわれていることもわかります・・・がしかし!

年収だけでは測れないもの~‘‘出向‘‘という悲劇

銀行で特徴的なのは出向です。最近ではご存知の方も多いかもしれませんが、銀行の出世レースはとても厳しいです。まあさすがにあのドラマほどではないですがww

いずれにせよ役員クラスになれなければ、銀行員は遅くとも50代半ば頃には関連会社や取引先に出向となります。するとどうなるかというと、1年ほどは銀行の給与体系での収入が続きますが、最終的には銀行ではなくその出向先企業の給与体系に変わってしまうので、年収はガクッと減ってしまいます。

私も実際に出向になる上司から、1/2に減ってしまうとも、1/3に激減してしまうという話までいろいろ聞いてきました。そうなると生涯収入という点で考えれば、決して高給取りとは言えないのが銀行員です。50代半ばで子供はまだ中学生なんていう行員はとても大変そうでした・・・

まとめ

いかがでしたでしょうか?

銀行員(休職中)の端くれとして、今回は年収・給料について書いてみました。特に銀行の体育会系な組織のカラーや、出向というシステムの恐ろしさの一端についても、ある程度伝わったのではないかと思います。

今後も気が向いたときに、銀行の仕事や特色について‘‘中の人‘‘目線でいろいろ書いていきますよ。まあ休職中だし、うつだけどな!w

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