スーパー学生だったあいつでさえ、超大手の某企業に入ってうつ病になった。

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立ち並ぶ構想オフィスビル群

どうも、鬱リーマンです。

今日はうつ病に関する記事をひとつ書いたのですが、ふと‘‘あいつ‘‘のことを思い出しました。そういえば、僕のまわりって銀行員はともかくとして、学生時代の知人なんかも結構うつ病になってたりしています。特に超絶優秀だった‘‘あいつ‘‘がうつ病になったと聞いたときは、心臓が飛び出るくらい驚きましたね。

ということで今日は超絶優秀なスーパー学生だった‘‘あいつ‘‘がいかにスーパーだったのか、超大手のある企業に入社して、どうしてうつ病になったのか、いま‘‘あいつ‘‘はどうしているのか・・・といったことを思うがままに書いていきます。

注:当記事は実話ベースのフィクションですが、ある意味ノンフィクションです、でもフィクションです。

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Aとの出会いはタイだった

バンコク、カオサン通りの屋台

‘‘あいつ‘‘と書くのは長いので彼をAとします。もちろん‘‘あいつ‘‘のAです。

Aとの出会いは大学ではなく、2年生の夏休みに行ったタイでした。当時の僕は、夏休みには決まって海外にバックパッカー的な旅行に行っていたのですが、Aとの出会いはバンコクはカオサン通りのとあるゲストハウス(安宿)の1階にある食堂でした。

ストリートに面したオープンテラスのようなところにある席に腰かけて、地球の歩き方を眺めていると、「お前○○大じゃね?」と、僕の大学名を口にし、非常になれなれしく話しかけてきたA。背は僕とそんなに変わらず、コカ・コーラのだっさいプリントが施されたTシャツを着ていたことをよく覚えています。

どうやら同じ大学の同じ学部で、同じ授業を受けていたことがあるというのですが、僕には全く記憶になし。それもそのはず、Aはほとんど授業に出席せず、とあるコンサル会社でインターンをしているとのことで全く見覚えがなかったのです。それでもAは規模の大きいテニスサークルに幽霊部員的に所属し、テスト前にのみサークル仲間に連絡をとって単位を取得しているようでした。

帰国後のAが大学でやってたこと

慶應大学の銀杏並木

タイでどんな話をしたのかは、ほとんど覚えていないのですが、帰国してからはAに驚かされることばかりでした。そもそもAはいまでいう「意識高い系」的な振舞いを見せていたものの、

  • 大学での単位は要領よく取得しており、
  • 体育会系のサッカー部と、学内最大規模のテニスサークルに所属しており、
  • コンサル会社でインターンをしながら、
  • 世界一周と起業の準備をしている

という意味不明なバイタリティに溢れまくっているスーパーな男でした。

特にサッカー部は全国でもかなり名の通っている大学でしたし、時々Jリーガーを輩出ような名門で2年にしてベンチ入りをしていました。テニスサークルには前述のようにほとんど顔を出してはいなかったものの、テスト前には役立つ人脈を持ち、関係も良好だったようですし、インターンについても1年生のときからしているとのこと。

名門サッカー部に所属しながら、インターンとして企業で働くというのは、正直化け物ですw

それに加え、大学3年時に休学して本当に世界一周をやってしまったのでした。タイで会ったのは世界一周の下準備だったようで、3日で帰国してサッカー部の合宿に行ったということを後で話してくれました。Aが僕に興味を持ったのも「大学で見たことあるやつがタイでバックパッカーぽいことをしてるから仲良くなりたい」と思ったからだそうです。

世界一周後には起業とまではいかなかったものの、

  • 当時うちの大学には存在していなかったビジネスプランコンテストを主宰して、いくつかの企業をスポンサーにつけたり、
  • うちの大学を皮肉ったメッセージ入りのTシャツを作ったあげく、大学中の掲示板をQRコード入りのポスターでジャックして宣伝し販売する

といったようなとんでもないことをしていました・・・ポスターにはちょっとした‘‘謎‘‘を仕掛けており、一部の学生しかサイトにたどり着けないような仕組みが施されていました。ちなみに掲示板ジャックは僕も手伝わされましたが、めちゃくちゃ楽しかったですwww

当然、大学側からも問題視されましたが、いったい誰が一夜にして大学中の掲示板をジャックしたのかはわからず、サイトも一部の学生にしかわからないようなパスワードを付けており、その後すぐに消去してしまったため、結局大学側にAの尻尾はつかめなかったのです。

超大手の某企業に就職したA

帰宅を急ぐサラリーマン

Aは1年休学をしたため僕の1年後に就活をして、超大手の某企業に就職します。卒業が僕の1年後となってしまった上、どこか遠い世界で活躍しているAとはその後は疎遠となってしまいましたが・・・

Aがうつ病になって休職している!

そんなニュースが飛び込んできたのは今から3年前ころでしょうか。Aは大学内では超絶有名人だったので、その情報の広がり方もとんでもなかったです。僕のTwitterのリスト「University」のタイムラインはAの話題で持ちきりでした・・・

そこでの情報によると、どうやらAは、

  • 希望をしていた部署ではなく、営業に配属された
  • 毎日、残業や接待でほとんど家に帰っていなかった
  • 超大手のクライアントを怒らせてしまった
  • その後、無断欠勤を3回以上していた
  • 休職するときは親が会社に電話したらしい

というような状態。非常に追い詰められていたのかもしれません。またプライドの高い男でしたから、友人や同僚にも相談できず、会社から電話を受けた両親が心配して家にいくと、ボロボロの状態になったAが発見されたといったような噂もありました・・・

結局、普通の人間だった

路上を歩く男性の後ろ姿

当時、この話を聞いた僕は仕事も順調で、全国でも上位の実績をあげることができていました。銀行の本部に呼ばれて表彰を受けたのもこの頃でしたね。

「あの会社って恐ろしいところなんだな」、「A、大丈夫かな?」

くらいにしか思っていなかった僕も、いまでは同じくうつ病で休職中の身です。Aと同じように仕事から離れ、改めてAのことを考えてみると、学生時代には信じられないくらい優秀で、すさまじいバイタリティを持っていたのだとしても、

結局Aも普通の人間だったんだな。

と僕は思いました。

このAのエピソードから僕が伝えたいのは、「どんな人間であってもうつ病になることはある」ということです。決して現状の日本の企業の在り方を批判しているわけではありませんし、勘違いされたくないので申し上げておきます。

いかなる環境下であっても、その環境にストレスを感じる人間がいて、そのような人間がその環境に居続けるのであれば、必ずうつ病なり何らかの不調が表れてしまうのです。

  • 普通の高校生であっても、
  • 大企業のモーレツ社員であっても、
  • 地位も名誉もある有名人であっても、

その環境が辛いと感じるのであれば、必ずこころとからだが蝕まれてしまう。結局、みんな普通の人間なのです。うつ病は誰にでも発症しうる病気であり、甘えや怠慢によるものではない。そう強く皆様に伝えたくて、Aのこと思い出し、この記事を書いています。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

Aのような優秀な(優秀に見える)人間であっても、うつ病にかかることはありますし、うつ病は甘えでも怠慢でもありません。誰もが患いうる病気です。

とある方に「このサイトの印象が良くない!」と言われてしまいました。サイトタイトルに「鬱」という文字が入っているからだそうです。ひょっとしたら‘‘それっておかしいよね?‘‘という気持ちがこの記事を書かせたのかもしれません。どうかうつ病への理解がもっと深まっていくように、そんな思いで筆を進めてみました。

そういえばAのやつ、いまは転職して来年には結婚するみたいです。

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