こんにちは!元バッパーです!
僕の実家には、盲導犬を目指すラブラドール・レトリーバーの子犬がいます。このような子犬を、約1年間あずかってお世話をしたり、簡単なしつけをしたり、社会経験をつませてあげたりするのが、パピーウォーカーというボランティアです。僕の母がパピーウォーカーとして子犬をお預かりしています。
そういえば最近では、お笑い芸人・トータルテンボスの大村さんが、パピーウォーカーとして子犬をあずかって家族とともに生活する姿が、テレビで放送されて話題になっていましたね。
ここで多くの方が疑問に思うことは、
- 「パピーウォーカーってお金がもらえたりするの?」
- 「パピーウォーカーをするにはどのくらい費用がかかるの?」
といったようなパピーウォーカーのお金回りについてです。
まずははっきり申し上げますが、パピーウォーカーはボランティアですので、収入や報酬は一切ありません!そしてある程度の費用をパピーウォーカーが負担する必要があります!うちの場合は、
くらいの費用を負担しています!しかし、かかる費用以上に重要なのは、パピーウォーキングによってお金には代えられない経験を得ることができるということです。
この記事ではパピーウォーカー経験者として、子犬をあずかるためにかかる費用をまとめるとともに、パピーウォーカーをすることで得られる、お金には代えがたいものについてお話していきます。
スポンサーリンク
p>
これで完璧!まずは費用まとめ
エサ・ドッグフード
フード代は、お住まいの地域の盲導犬協会の推奨フードにより異なりますが、僕の地域の場合は7,000円のブリーダー用フード(15kg)を、パピーウォーカー自身が購入しています。だいたいひと月以上は無くならないので、月額に換算すると、
といったような感覚です。
なお注文方法は、盲導犬協会に注文して届けてもらう方法が最も確実ですが、
というようなこともあったようなので、値段が気になったらネット検索してみるのもいいかもしれません。ただそうはいっても、「盲導犬協会が推奨するフードと同じものが売っていれば、」の話なので注意してください。協会推奨以外のフードは与えないようにしましょう!
損害保険
損害保険と聞くと、「どういうこと?」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これはパピーウォーカーとしてお預かりする子犬が、万が一、噛みつくなどして第三者にケガを負わせてしまったり、第三者のものを壊してしまった場合に備えておく、個人賠償責任保険になります。
期間はパピー委託時から委託終了までの約10か月間で、基本的にすべてのパピーウォーカーの加入が義務付けられています。で、肝心の保険料は、1回掛け捨てで、
でした!こちらは1度払ってしまえば、もう払う必要なないので初期費用ということになります。こちらは万が一に備えて入るものですし、絶対に必要な費用になります。
ということでした。
備品類
留守中などに子犬を入れておくケージは、盲導犬協会からお借りすることになりますが、それ以外の備品類の費用については基本的にパピーウォーカーが負担します。
うちの場合は、まず子犬をお預かりするときに、
- 子犬用トイレ
- 子犬用ベッド
- ケージ内の敷きもの
- おもちゃ2~3個
- ペットシーツひと袋
- ペット用汚れふきシート
- ペットのにおいとり(ファブリーズ的なもののペット版)
- リード(首輪につけるひも)
- 整腸剤(人が使うビオフェルミンでOK)
といったものを用意しました。これらの備品をそろえるために、
これぐらいの費用がかかりました。
もちろん安くそろえようと思えばもっと安くなりますし、いいものをたくさんそろえようとすればもっとかかりますが、他のパピーウォーカーさんも、だいたいこのぐらいを備品類への初期費用に使っていたようなので、ご参考にしてください!
ということで、ペットシーツや汚れふきシートといった消費する備品類や、子犬の成長にあわせて買い足すおもちゃ、ついつい愛情のあらわれで買ってしまうペット用の服(笑)などもあわせると、子犬をお預かりして以降で、備品類にかかる月額の費用は、
といったような感じになります。こちらももちろん、安くしようと思えばもっと安くなり、もっとお金をかけようと思えばかかってきますが、十分調整できる費用になります。
ワクチン、子犬の医療費
ですw
狂犬病予防やフィラリア予防などのワクチン接種については、しかるべき時期に盲導犬協会の方からアナウンスの上で実施しますし、パピーウォーカーの費用負担はありません。
また子犬をお預かりしているときの、病気やケガなどによる医療費についても盲導犬協会の負担になります。しかし動物病院を受診するときは、いったんパピーウォーカーが費用を立て替えることになります。
このときパピーウォーカーは、領収書を動物病院から受け取り、記載事項や押印のもれがないか必ず確認して、後日盲導犬協会で立て替えの手続きをします。協会によっては提携の動物病院を受診することで立て替えが必要ない場合もありますし、立て替えの事務手続きについては、丁寧に指導していただけるので心配はありませんよ。
カーラーをつけた‘‘わかちゃん‘‘はこんな感じ。
パピーウォーキングをしていると、動物病院のお世話になることも十分にありえます。子犬の調子が悪そうで困ったときなどは、盲導犬協会に相談して、必要であれば病院を受診するようにしましょうね!
パピーウォーカーはお金じゃない!
ここまでパピーウォーカーをすることでかかる費用についてまとめてみましたので、いままさに「パピーウォーカーやってみようかな?」と考えている方は、ぜひぜひ参考にしてみてください!他にも自家用車が必要だったりと様々な条件がありますし、ガソリン代なんかも含めてしまえばきりがないですが・・・
そもそもパピーウォーカーの条件や、制度の概要について知りたい方はこちらの記事もごらんになってみてください。
さて、費用はある程度かかってしまいますが、パピーウォーカーは盲導犬候補の子犬を育てるという、社会的にも非常に重要な役割をになうボランティアです。
このことをまず第一に頭においてください。実際にやってみると大変なこともありますが、子犬との愛情が芽生え、信頼関係ができていく経験はなにものにも代えがたいものですし、なによりのやりがいです。
先ほども話に出したトータルテンボス・大村さんのドキュメントはごらんになりましたでしょうか?大村さんはご夫婦ふたりに加え、小学生の男の子と生まれたばかりの女の子の4人家族です。
パピーウォーカーとしてお預かりした子犬・エミルとともに生活していく中で、家族はより団結し、子供たちはパピーウォーキングを通して成長していく・・・
そんな姿をみて感動を覚えた方も少なくないのではないでしょうか?
もちろん子犬との別れは必ず訪れますが、いまでも不足しているといわれている盲導犬、その候補生を育てて送り出すというパピーウォーカーは社会的にも責任が大きいと同時に、やりがいも大きいボランティアです。
僕はそのことを強くみなさまにお伝えしたいのです。
まとめ
いかがでしたか?
パピーウォーカーとして子犬をお預かりする際にかかる費用をまとめました。そのうえでパピーウォーカーの役割がいかに重要なものなのかお伝えしたく、この記事を書きました!
3万円程度の初期費用と、1万円弱の月額費用がかかりますが、それ以上に「社会に貢献できる」、「家族が団結し成長する」といった大きな喜びも、パピーウォーキングをする醍醐味なのかもしれません。
この記事がみなさまの役に立ちますように!最後までお読みいただきありがとうございます!!
スポンサーリンク
p>
コメント
コメントは停止中です。