「いい仕事してますねぇ。」の決め台詞でも有名な古美術鑑定家の中島誠之助さん。
テレビ東京系の人気番組「なんでも鑑定団」のレギュラー出演者としても長年活躍されている中島誠之助さんですが、実は彼が同番組内で「国宝級」と判定した茶碗にある騒動が持ち上がっています。
中島誠之助さんが国宝級とした茶碗は世界に3つしかないと言われており、今回鑑定したものは「幻の4つめ」ということで話題になっていたのですが・・・
この記事では今回のなんでも鑑定団での中島誠之助さんが鑑定した「曜変天目茶碗」の偽物騒動についてまとめていきます!
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目次
なんでも鑑定団で中島誠之助が鑑定した‘‘国宝級‘‘茶碗とは?
OP2chねるオカルト : その鑑定額は!!なんでも鑑定団始まって以来の発見!国宝級の焼き物“曜変天目茶碗”が見つかる https://t.co/vQRwJg63X1 pic.twitter.com/9Db20Mx2sx
— サイピー (@spfd7xt91) 2017年1月4日
2016年12月20日に放送されたなんでも鑑定団で、中島誠之助さんに国宝級として判定されたのは「曜変天目茶碗」というもの。
南宋時代(西暦1127~1279年)の中国でつくられたという曜変天目茶碗は、世界に3つしかないとされる超貴重な美術品。
この茶碗の持ち主は徳島県でラーメン店を営む男性で、彼の話によると男性の曽祖父が大工をしていていたそうで、戦国武将の三好長慶の末裔が住む屋敷の移築の仕事したときに、不要ということで買い取った骨董品の中に、この茶碗も含まれていたのだそう。
この茶碗、持ち主の男性が「曜変天目茶碗に似ているな・・・」と思い、なんでも鑑定団に鑑定依頼したところ・・・
中島誠之助さんが「曜変天目に間違いございません」ということで本物と鑑定されたというわけです!ちなみに鑑定額は2,500万円ということで驚きの価格です!
当然反響は大きく、新聞に掲載されるなど話題は広がっていましたが・・・
【昨日の日経を読んで】
四十二面「「開運!なんでも鑑定団」」好きな番組なのでたまに観ますが、日経に記事が載ってしまうとは驚きです。
世界で三点しかない(!)とされる「曜変天目茶碗」と見られる陶器が新たに見つかった。
ところで、高額鑑定を受けて売った人っているのでしょうか? pic.twitter.com/HudtcAwAlG
— 北澤 繁太 (@allblue300) 2016年12月22日
今年(2017年)に入り、騒動が持ち上がります!
陶芸家の長江惣吉さんが「どうみてもまがい物」と中島誠之助さんの鑑定に異議を唱えたのです!
なんでも鑑定団での国宝級茶碗に偽物騒動!
【陶磁器ニュース】 なんでも鑑定団・国宝級茶碗に陶芸家「どう見てもまがい物」 – BIGLOBEニュース:… https://t.co/yQKiOXw0Bx #陶器 #陶磁器 #和食器 #洋食器 #陶器 #陶磁器 #和食器 #洋食器 pic.twitter.com/AoEaghohXj
— 全国陶器市ニュース (@toukiichi) 2017年1月22日
このなんでも鑑定団での中島誠之助さんの鑑定に異議を唱えたのは、陶芸家の九代目長江惣吉さんです。
「番組を見ていて思わず絶句しました。どう見ても中国の商店街で売っているまがい物にしか見えなかった」
なんでも鑑定団・国宝級茶碗に陶芸家「どう見てもまがい物」|yahoo!ニュース
と取材で語った長江さん。
それもそのはず、長江惣吉さんは曜変天目茶碗に魅せられたひとりで、中国にも複数回足を運び現地の研究者などとともに、製造方法が解明されていない曜変天目茶碗の再現に取り組んでいるというのだから、その目は本物中の本物。
さらに長江惣吉さんは自身でyoutubeに動画をupし、なんでも鑑定団で中島誠之助さんが本物と鑑定した曜変天目茶碗は偽物であると主張しています。
こちらがその動画です。
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中島誠之助が鑑定した曜変天目茶碗が偽物である理由は光彩
長江惣吉さんが動画や取材などで答えている、問題の茶碗が偽物である理由は、
- 光彩
すなわち彩り豊かな輝きが本物とは比べ物にならないということなのだそうです。
その長江氏が鑑定品を「偽物」と判断する最大の根拠は「光彩」だ。
曜変天目茶碗は、鉄分などを原料とする釉薬をかけて焼かれる。最大の特徴は、前述したように茶碗の内側に広がる鮮やかな光彩であり、光と見る角度によって輝き方がガラリと変わる。
徳川家康など時の権力者にも愛でられたとされる逸品だが、今回鑑定された茶碗には「肝心の輝きがない」と長江氏は指摘する。
「そもそも“曜変”とは“光り輝き、変幻する”を意味します。本来、曜変天目の釉薬には天然材料が使われており、焼き方によって色合いが変化して、ブラックオパールのように鮮やかな光彩が発現します。
しかし、鑑定団で紹介された茶碗は変幻する光彩ではなく、単に赤、緑、青などの釉薬がそのまま発色したものに見える。これは東洋的な味わいに欠ける」
なんでも鑑定団・国宝級茶碗に陶芸家「どう見てもまがい物」|yaho!ニュース
長江惣吉さんはNEWSポストセブンの取材でこのように答えており、さらに長江さんが偽物と主張する茶碗は、色合いや輝きから18世紀以降に大量に複製された模造品だと主張しています。
なんでも鑑定団で中島誠之助が鑑定した茶碗の偽物騒動へのネットの反応
やはり、疑わしき物だったな~。
血をかけなくっちゃ!なんでも鑑定団の国宝級茶碗に陶芸家「どう見てもまがい物」 – ライブドアニュース https://t.co/v8pIaXhHSo #ニューススイート https://t.co/zJHdDhIfyD
— 緑山 星月 (@hitorigo) 2017年1月23日
中島誠之助大ピンチ
— あわかむ (@RedDesire2400) 2017年1月23日
一応鑑定士って肩書で何年も仕事してて、目視だけで真贋を見定める以上にちゃんとした長年の検証や経験に基づく職業的な秘密の見分け方みたいなものはあると思うので、天目茶碗の鑑定に関しては中島誠之助の世迷言ではないと思う一方、国宝レベルなら番組に出す前に慎重な検証は必要だろうな、とは思う
— 黒龍眼@単行本発売中 (@kokuriu) 2017年1月23日
個人的な感想
私は、中島誠之助先生がそう言われるのですから、間違いないかと
鑑定に疑問点があるとニュースになっていますが、失礼なお話かと
— ジェダイ・マスター (@Jedi_master_obi) 2017年1月23日
中島誠之助だって騙されることはあるわ。間違うことも。
— IQ96マルクス博士は辻音楽師で聖書学者 (@MarkWatermanPhD) 2017年1月23日
鑑定団・国宝級茶碗
中島誠之助のいない場所で、そんな事を言っても仕方ないよ。
素人が見たって分かる訳もないし、プロも間違う事もあるだろうし。
だけど、直接見ず画面だけ見て言うのはプロの鑑定士の中島誠之助に失礼すぎる。
それに値段が仮に5億なんて言ったら税務署が黙ってないよ。— 水上さりや (@mgjdf52spy) 2017年1月23日
番組始まって何年経つと思ってる?22年だよ。中島誠之助何歳だ思う?78歳らしいよ。間違えることもあるんじゃない?能力の低下は個人差はあれどイナメナイでしょう。まあ、そろそろどなたかが中島誠之助にも番組にも引導を渡す時期だね。
— うさお (@u2field) 2017年1月23日
まとめ
いかがでしたか?
中島誠之助さんがなんでも鑑定団で国宝級として2,500万円と鑑定した茶碗の偽物騒動。
この話題に関してつぶやいている方の中にも様々な意見がありますが、どのような結末を迎えるのでしょうか?
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ド・素人が(結果に対し)口を挟むことでは無いだろう。
真贋は本品を更に鑑定とか研究し、真相が判れば(番組、骨董等の)ファンとしては喜ばしい。
ド・素人が(結果に対し)口を挟むことでは無いだろう。
真贋は本品を更に鑑定とか研究し、真相が判れば(番組、骨董等の)ファンとしては喜ばしい。
時間の都合上、鑑定はぶっつけ本番なのか、前もって調べてあるのか。
簡単な物ならイイが短時間で真贋を決定付けるのは難しいと思うが。
鑑定はぶっつけ本番なのか、前もって調べてあるのか。
国宝級を短時間で真贋の決定は難しいと思うが。
時間の都合上、鑑定はぶっつけ本番なのか、前もって調べてあるのかド・素人が(結果に対し)口を挟むことでは無いだろう。
真贋は本品を更に鑑定とか研究し、真相が判れば(番組、骨董等の)ファンとしては喜ばしい。国宝級を短時間で真贋の決定は難しいと思うが。
プロのあいだでは去年のうちから偽物確定ですよ。国宝級?ただのゴミですよ。ぜんぜん難しくはないんですけれどね。
中島さんよ! 何かの拍子で世の中に出て有名になってしまうと辻褄合わせと体面を護りつつ世間に媚びると言うアクロバティックな人生は大変だったと思う、もうゆっくりして下さい、ご苦労様でした。あの詐話師まがい口調は楽しかったです。