インドで高額紙幣(1,000ルピー、500ルピー)が無効に!旅行時の注意点は?

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インドの雑踏

こんにちは!元バッパーです!

気になるニュースが飛び込んできました。インドで1,000ルピー札と500ルピー札が無効、すなわち使用不可になるというではないですか!! これに加えて、新紙幣の2,000ルピー札と新500ルピー札が発行されるということです。このような紙幣の変更が急きょ発表されるというのも、インドらしいというかなんというかw

この変更による影響は大きいものと予想され、特に今後1~2か月間にインドへ行くという方は、注意が必要です。今回はインドでの高額紙幣の無効が旅行者に与えうる影響や、対応策について考えていきます。

インド首相「高額紙幣、4時間後に無効」 混乱は必至:朝日新聞デジタル

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なぜ高額紙幣が突然無効に?

そもそもなぜ高額紙幣が突然無効になったのでしょうか?日本でいえば、現在流通している1,000円札と500円硬貨が、突然使用禁止になり、今後は2,000円札と新500円硬貨のみが使用可能になるようなものです。

日本でも2,000円札が導入されたり、5,000円札や500円硬貨が新しくなるということはありますが、これまで流通していた旧紙幣や硬貨が使用禁止になるようなことはまずありえませんよね。僕は銀行で勤務していますが、ごく稀ではありますが、板垣退助の100円札を持ってくる方がいらっしゃいますw

さて話はそれましたが、インドでの高額紙幣の無効理由は報道によると以下のようなものになります。

  • 偽造紙幣が横行しており、これらがテロといった犯罪の温床となっている
  • 偽造紙幣を含めた貨幣の流通量が増えることが、インフレ(物価の上昇と貨幣価値の低下)の一因となっている。
  • 銀行預金率が低く、商取引でも現金取引が主流のため当局は資金の流れが追えず、所得税等の脱税が後を絶たない。

 やはり日本と比較してインドは政情が不安定な部分もあり、こういった日本とは異なる状況にあるわけです。しかしこれらの問題を是正すべく、モディ首相も今回の措置で混乱が起こることも承知した上で、それでも高額紙幣の無効化に踏み切ったのです。

現地の状況は?

現地報道によると、すでに混乱が起こっている様子です。

  • 旧紙幣は銀行等で預金した後、新紙幣で引き出しが可能。
  • 旧紙幣の預け入れには上限額が設けられている。
  • 政府系の病院・鉄道、ガソリンスタンドでは例外的に旧紙幣の使用は可能。
  • ニューデリー市内のガソリンスタンドは高額紙幣の受け取りを拒否し始めている。
  • ATMには旧紙幣を預金しようとする人々が殺到。

また、マーケット(株式市場や為替市場)もこの状況を注意深く見守っています。混乱が長引くようなことがあれば、インド株価の下落や、為替相場の下落(円高ルピー安)も起こり得るため、日本人旅行者にとっては両替等がこれまでより不利な条件になってしまう可能性もありますね。

今後、起こりうる問題とは?

ムンバイの雑踏

もうすでに混乱が起こっているようですが、気になるのはインド準備銀行(中央銀行、日本でいう日銀)や、市中銀行で十分な準備が整っていないのではないのかということです。

なんでも高額紙幣を銀行に預金しようと、ATMには長蛇の列ができていたものの、すぐに受け入れ限度に達してしまったといったような記事もありましたし、このような対応状況を考えると当局側や市中銀行の交換オペレーションの部分で懸念が広がりかねませんね。

このようにすでに現地は混乱した状況にあるわけですが、今後、更に起こりうる問題とはどのようなものなのでしょうか?

支払いや決済の不安定化

まずはインドでの買い物等での、支払いや決済が不安定になる可能性があります。すでに報じられている通り、政府が旧紙幣での支払いを例外的に認めているガソリンスタンドであっても、旧紙幣の受け取りを拒否していることからもわかるとおり、基本的にどのようなお店でも旧紙幣での決済は不能になるでしょう。

さらには中央銀行での新紙幣の準備がうまくいかないような状況が露呈すれば、新紙幣であってもインドルピーでの決済自体が非常に不安定になるかもしれません。

お金は‘‘みんなが価値があると信じている‘‘から価値があるのです。その信用が無くなってしまえば、今回のケースでは旧紙幣と新紙幣の交換がうまくいかない等の状況になれば、ルピーという貨幣の信用が下がるので、更なるインフレ(貨幣価値の低下による物価の上昇)や決済不安を招きかねません。

旅行者にとっては、現地での使用も不安定、レートも不利というような状況になってしまうことが危惧されます。

銀行機能の不安定化

すでに報道されているとおり、旧紙幣と新紙幣の交換作業をめぐる懸念もあります。多くの人々が新紙幣との両替を求めて銀行に殺到することで、外貨両替(日本円からルピーにする)や、キャッシング(現地で日本の口座からルピーで引き出しする)といった、欠かすことのできない銀行機能にまで影響が及ぶかもしれません。

旅行者への詐欺やトラブルの増加

これも十分考えられることですね。そもそも従来より日本人のインド旅行者は狙われやすいというか、つけこまれやすいので注意が必要です。

具体的に考えられるケースは、

  • 買い物の際に今回の状況をダシにして、値段を吊り上げられる。
  • 「そのお金は使えないから交換してあげる!」と声をかけられ、偽札を掴まされる。

といったようなものが考えられます。従来より街中で声をかけてくるインド人に「だまされた!」ということは日本人旅行客からよく聞きます。特にカタコトの日本語を操るインド人には注意してください。

ちなみに僕もインド旅行でカタコトのガイドに軽~くだまされたことがあります・・・まあ申し込んだツアーの条件が当初の条件と全然違ったというような程度のものですがw

旅行者はどうすべき?

ラクダに乗る

このような紙幣をめぐって不安定な状況になりつつあるインド。旅行者はどのようなことに注意し、どういった対策をとるべきでしょうか?

クレジットカードを持って行く

インドでは都市部を少し離れると使えないケースがほとんどですが、必ずクレジットカードを持って行きましょう。ムンバイやニューデリーといった都市部では問題なくクレジットカードが使えますし、信用力もバツグンなので現地で拒まれることはないでしょう。

地方にツアーに出る場合にも、クレジットカードを使って都市部の大きな旅行代理店で申込して、地方ではなるべく現金を使うことがないように、飲料水や簡単な食糧(お菓子類等)を都市部で準備した上でツアーに出れば、トラブルを避けやすいと思います。

アメリカドルを持って行く

インドでは主要な鉄道や、タージ・マハールがあるアグラなど有名な史跡・観光地では、アメリカドルが使える場合が多いです。そのような場合は不安定な状況にあるルピーではなく、アメリカドルを使って決済をすることでトラブルを避けることができるでしょう。

なお相場には少し注意してください。ルピーとアメリカドルの相場を考慮して、アメリカドルの方が割高な値段設定になっている場合は、一応相場観を考慮した上でどちらの通貨を使うか考えるようにしましょう。アメリカドルの値段設定が不当に割高な場合もあり得ますので注意してください。

そもそもインドに行かないw

不安な方は、今回の高額紙幣の無効化問題が沈静化してからインドに行きましょう。インド中央銀行の方では当初15~20日間は混乱が続くだろうとのコメントを発表しているようですが、実際にどうなるかはわかりません。

インドに何回も旅行していていて、好奇心からあえてこの時期にインドへ行くという方もいらっしゃるかもしれませんが、まあこのような時期を避けるというのも、安全なインド旅行をするという意味においては重要かもしれませんね。

現地の声と問題の背景

早くも現地インド在住の日本人の方の声が・・・!

やはり現地の声は生々しいですね・・・また一部のガソリンスタンドでも旧紙幣の受け取りが拒否され始めているという報道もありましたが、この方のツイートを見る限りでは、まだ良心的なお店も存在しているようです。繰り返しになりますが、政府系の病院や鉄道、ガソリンスタンドでの旧紙幣での支払いは政府がオフィシャルで認めています!

都市部でのクレジットカード使用は問題なし!

またこの方はデリー在住ということで、日々の生活必需品はクレジットカードで対応されているようですね。基本的に現地にお住いの日本人の方は、都市部で仕事をされている方も多いようですので、クレジットカードの使用により難を逃れているような格好です。インド旅行に行く方にとっては必需品ですのでお気を付け下さい!

インドの根深い汚職問題と不正所得

実はインドでは過去にも高額紙幣を廃止したことがあるようです。

そもそもインドの銀行事情ですが、商取引では現金決済が主流で、振込等の銀行決済はほとんど使用されておらず、預金についてもいわゆる‘‘タンス預金‘‘が多いということです。

そうなると政府側とすれば、国民の資産状況や所得状況の把握ができないので、結果的に脱税(主に所得税)や汚職(ワイロ)も横行しており、このような状況だと当局が犯罪収益等を追うことが非常に困難なのは想像に難くありません。

そのため今回の高額紙幣の無効は、国民に対して半ば強制的に銀行預金をさせることで、少しでも国民の現金資産の把握と適正な納税の促進を行いたいという狙いもあるわけなのです。

なんでも所得税の納税率は1.6%という衝撃的な試算も出ているくらいなので・・・抜本的な改革を行わなければならなかったということですね。それにしてもインドのけっこうな富裕層の中にも脱税を日常的に行っている人が、そこそこの割合でいそうな感じがしますw

いずれにしても今回の高額紙幣の無効化という超強引な方法もそうですが、そうせざるを得なかったインドという国に横たわる「お金の問題」も相当根深いですね。とてもインドらしいですがwww

現地の最新情報の調べ方は?

今回のケースのように、海外旅行に行った現地で何らかの政治的問題やトラブルに巻き込まれたときに、どう対応すればよでしょうか?状況は刻々と変化していくので、ガイドブックに頼り切るだけでは・・・少々心もとないですよね。

しかし朗報です!ここで今回のような海外情報記事を書くために、僕が使った海外の現地情報を収集する方法についてお伝えしようと思います。

最強のガイドブック「地球の歩き方」はブログも最強だった!

地球の歩き方トップ

まずはやっぱり王道です。地球の歩き方はバックパッカーには決して欠かすことのできない最強アイテムだと、以前のインド旅行記事でもお伝えしてきましたが、やはり紙ベースの‘‘書籍‘‘という情報媒体なので、リアルタイムの情報を集めるには別の方法をとるしかありません。

そこで「地球の歩き方・特派員ブログ」です!

特派員ブログ – 地球の歩き方

こちらのページにアクセスしていただければ、すぐに世界地図が出ていますね!あとは目的地をクリックして特派員のブログを見るだけ!特派員の方によっては記事更新がされていなかったり、目的地が国ごとではなく都市ごとになっているという点は、少々使い勝手がよくない部分ですが・・・

それでも多くの現地在住特派員が記事を更新していますし、特に今回のインドでの高額紙幣無効といったような大きなニュースが飛び込んできた場合には、しっかりと更新されているようなのでご安心を。

ちなみに今回のケースでいけばデリーの特派員の方が、このようにとても詳しく現地の様子をまとめていらっしゃいました!インドの高額紙幣の無効により、旅行者が注意すべきポイントがまとめられています。1,000ルピー札と500ルピー札の旧紙幣の両替には様々な条件がありますので、リンク先の記事も参考にして引き続き注意してくださいね。

【注意】現在の500ルピー札、1000ルピー札は一切使えなくなりました!!!

Twitterで海外現地の情報をゲット!コツはツイート検索

そして何より、濃くて・有益で・生の情報が手に入るのはTwitterです。

まずはお手持ちのアカウントでTwitterにログインしましょう。アカウントをお持ちでない方はメールアドレスを用意してこちらのページでアカウント登録ができます。必要な情報を記載するだけで、登録はもちろん無料ですよ。まあわかってると思うけどさw

アカウント作成 – Twitter

ここで活用するのはツイート検索。ポイントはいかにして現地在住の日本人を見つけるかどうかです。ツイート検索の詳しいやり方はこちらで!

Twitterの検索機能の使い方 (検索コマンド一覧)

検索のコツは「キーワード」です。「○○在住」(○○は目的地)ですべてのツイートを検索しましょう!焦ってアカウント検索をしたり、話題のツイートのみ検索することが無いよう注意して下さい。

すると今回の場合、「インド在住」ですべてのツイートを検索したところ、こんな面白ツイートを発見!

次にこの方のツイートを遡っていくと、役立つツイートをリツイートしていたり、

こんなふうにインドの‘‘蚊‘‘事情が伝わってくるツイートなど、

といった具合で非常に濃くて・有益で・生の情報が手に入るというわけです。

追記①【11/10更新】

インターネット上に実際に両替を行った方の情報がありましたのでシェアいたします!ムンバイの銀行で実際に旧紙幣から新紙幣へ両替を行った様子は以下の記事をご確認ください。

追記②【11/11更新】

インドのスラムで暮らす子供たち、チベット難民の子供たちの未来のために。日本国内で今回無効になった1,000ルピー札、500ルピー札をお持ちの方、ぜひこちらの記事を読んでいただけませんでしょうか?

まとめ

いかがでしたか?

突然の発表だったこともあり、大きなニュースになっている今回のインド高額紙幣無効化。インド旅行経験者として、僕なりに現在の状況や、旅行者に起こりうること、その対策についてまとめてみました。

このように書いてしまうとインド旅行のハードルが上がってしまったかもしれませんが、海外旅行、特に途上国への旅行はトラブルも旅のスパイスとして割り切って臨むような部分が必要ですね。

だからこそ旅に出る価値があるというものですし、そこでの体験は日本では決して味わえない代えがたいものになるでしょう。ぜひこの記事を参考にしていただければ幸いです。

インド旅行を考えている方はまずはこちらの記事を参考にしてみてもよいかもしれません。

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